先週、炭火焙煎珈琲をいただきました。
真空パックを開けた瞬間、ふわーっと挽きたてのコーヒーの香りが広がって、なんともいえない幸せな気分に。

喫茶店でコーヒーが淹れられるのを待つ時間やおうちでコーヒーをドリップする時の湯気とともに立ち上るコーヒーアロマの香り。
その香りにみなさんも癒されたことがあるのではないでしょうか?
コーヒーの香りがもたらすもの
実はコーヒーの香りには、人の脳に働きかける2つの効果がわかってきています。そして、さらに細かく言うとコーヒー豆の香りの種類によっても効果が異なることがわかっているとか。
なかなか興味深いですね。
単に飲み物として味わうだけでなく、香り自体をアロマテラピーとして使うことができるというわけです。
リラックスできる

コーヒーの香りには、脳からα波を出しリラックスさせる効果があると科学的に立証されています。
仕事の合間や休日に、ふとコーヒーが飲みたくなるのはこのα波による癒しを欲しているサインなのかもしれませんね。
また、杏林大学医学部の古賀良彦教授の科学的実験によると豆の種類によってα派の出現量が異なることがわかりました。
α派が特に多かったのは【ブルーマウンテン】、次に【グアテマラ】だそう。
ホッと癒されたいときはこの2種類をチョイスしてみるのが良さそうですね。
ところで、コーヒーというと、眠気覚ましのイメージが強いですが、それはカフェイン成分によるものです。コーヒーのアロマ自体にはカフェインは含まれていないんです。
むしろ香りだけなら安眠効果も期待できるので、寝つきの悪い方はぜひ試してみて下さい。
集中力が高まる
コーヒーにはリラックスだけでなく、香りを嗅ぐだけで脳の中枢神経を刺激し、集中力や記憶力をアップさせてくれる効果もあります。
特に、集中力が優位に現れるのが【ブラジルサントス】、【マンデリン】。
ここぞというときのおススメのコーヒー豆です。

また、コーヒーを飲んだ30分後くらいからカフェインの効果が発揮され、集中力や覚醒をサポートしてくれます。集中力をよりアップさせたいときは砂糖やミルクは抜いてブラックで飲んでみて下さい。
コーヒーを楽しもう
現代社会はストレス社会ともいわれたりして、ストレスの荷重によりメンタルがぺっちゃんこになってしまうことも。
ストレスに対する処方箋、すなわちリフレッシュしたり、ストレスを回避する方法を知っていることが大切になります。
まずはコーヒーを淹れる
挽きたてのコーヒー豆はとても香り高く、お湯を注ぐときに立ち上るコーヒーの香りはアロマとして楽しむのにぴったりです。
ちょっとしたひと手間を加え、自分で挽いた豆でコーヒーを淹れてみてはいかがでしょうか?
コーヒーのもつ効果を最大限に体感してください。

コーヒーで叶える3Rとは?
3RとはRest(休憩)、Relaxation(癒し)、Recreation(活性化)のこと。
デイリーハッスルとも呼ばれる日々の小さなトラブルから生まれるストレスを上手に回避していくには3Rが必要不可欠です。
そんな3Rを実現させてくれるのがコーヒータイムです。
ほんの少し手を休め、コーヒーアロマの癒しの香りに包まれてみたり、なにか集中できるものに目を向ける、そんな時間を過ごしてみて下さいね。
精油で楽しむ
コーヒーにも精油(エッセンシャルオイル)があるんです。
なので、コーヒーを飲むのは苦手だけど、アロマは楽しみたいという方にぴったりです。
使い方は、アロマディフューザーが一般的ですが、アロマバスやアロマペンダントなどいろいろなシーンで楽しむことができそうですね。

おわりに
コーヒーが飲み物としてだけでなく、アロマの一種だと考えると、コーヒーの楽しみ方は2倍かそれ以上に広がります。
実際にコーヒーを淹れるとき、コーヒーの鼻の奥に広がる心地よい香りに何度癒されたことか。
コーヒーアロマという言葉の意味がようやく腑に落ちてきた気がします笑
普段コーヒーを飲んでいる方もそうでない方も、コーヒーの香りの良さはすでにお気づきかと思いますが、今まで以上にコーヒータイムがより楽しめますように。
以上です。