このごろ香りがないと落ち着かないくらい、嗅覚が発達してきているArchieeです。
いい香りがする空間にいるとそれだけでホッとしますよね。
リビング、寝室、玄関、浴室、書斎など、私たちの暮らしている空間には少なからず匂いが存在し、私たちはその匂いに影響を受けています。
あなたがホッと心が落ち着いたり、居心地のいい空間はどこでしょうか。
自分が心地よいと感じる香りやメンタルに優しく語り掛ける香りに包まれた空間にいると幸せに感じたりリラックスすることができます。
そこで、どこでも好きな香りが手軽に楽しめる方法をご紹介します。

リードディフューザーをご存じでしょうか?
一度は見かけたことがあるとは思いますが、最近はどこのインテリアショップやホームセンター、ドラッグストアなどでもアロマ空間を演出しているコーナーが設置されているくらい、香りは生活の一部になっています。
そのなかでひと際おしゃれ感を演出している「ガラス瓶にスティックがささっているアレ」です。
リードディフューザーとは?
そもそもディフューザーとは芳香器のことで、拡散させるという意味を持つディフューズ(diffuse)が由来となっています。
ディフューザーには、空気振動式や超音波式、ファン式、ランプ式などさまさまなタイプがあり、また手軽に楽しめるストーンタイプなども人気を集めています。
そのなかでも特に手軽にお洒落にアロマを楽しめると人気になっているのがリードディフューザー。

アロマオイルを小瓶に入れて、リード(スティック状の棒)を挿すだけという、電気も火も使わないシンプルな方法と場所を選ばすに香りを楽しめることが多くの方に支持されたのではないかと思います。
リードディフューザーの作り方
さっそく作ってみましょう!
用意するもの(50ml容器の場合)
●ガラス小瓶 1つ
●リードスティック 3~6本程度
●無水エタノール 50ml
●精油 5ml(100滴)
※グリセリン 5ml(全体量の10%)はなくても可

①ガラス瓶に無水エタノールを入れ、精油を垂らします

②リードスティックを挿して、アロマオイルを吸い上げたら完成

ポイント① リードスティックは「ラタン」か「葦」を選ぶ
リードスティックの材質は「ラタン」や「葦(あし)」がベスト。
ラタンや葦は断面をみるとたくさんの導管があり、アロマを吸い上げるのに適しており、浸透性・拡散性の面からもおすすめの素材です。

リードスティックは10~100本単位で購入することができ、使用頻度に応じてストックしておきます。
ポイント② 容器は口が小さいものを選ぶ
無水エタノールは揮発性が高いので、空気が触れる面が多いとそれだけ蒸発が早くなってしまいます。ガラス瓶はできるだけ口の小さいものを選びましょう。
スパイスに入っていた空き瓶や一輪挿し、フラスコ型の容器などが使い勝手が良かったりするので、わざわざは買わないであるものを利用したり、100円ショップなど手に入れてもいいでしょう。
ポイント③ 眠っている精油を使う
精油にも品質保持期限という賞味期限のようなものがあり、空気に触れると酸化していくため品質も落ちていきます。けれど、食品とは違い腐敗するということはないので、捨ててしまうのは少々勿体ないです。
皮膚に触れるのはNGですが、芳香浴として使うのなら香りが問題なければ、この機にドバっと使ってしまうのも手です。
香りを長持ちさせる裏技
グリセリンをプラスする
グリセリンを入れることにより、ディフューザー液の揮発を抑えてくれるので香りを長持ちさせてくれます。夏場などは蒸発が早いので、試してみて下さいね。グリセリンは薬局やドラッグストアで購入できます。
ガラス瓶は遮光がベスト
もともと精油は直射日光が苦手なため、遮光タイプのものだと品質を保ちやすいです。ディフューザー液の蒸発も緩やかになります。

異なるノート(揮発速度)を組み合わせる
精油は揮発速度が速い【トップノート】、中程度の【ミドルノート】、長時間香りを持続させる【ベースノート】の3種類に分類されています。
この特性を応用して、それぞれのノートをブレンドすることで香りが長持ちし、徐々に香りの変化を楽しむことができますよ。
【トップノート】:柑橘系、ティーツリー、ペパーミント、ローズマリー、ユーカリなど
【ミドルノート】:ラベンダー、フランキンセンス、ネロリ、ゼラニウム、ジャスミン、カモミール、クラリセージ、イランイランなど
【ベースノート】:サンダルウッド、シダーウッド、パチュリ、ベチパーなど

おわりに
アロマリードディフューザー、意外と簡単に作れることがお分かりいただけたでしょうか?
私の場合は品質保持期限まぢかな精油がいくつか眠っているので、使わない手はないと思い自作していますが、実際に自分に合う香りがないという方やリーズナブルに使いたいという方にもおススメです。
精油のブレンド次第ではいくつもの香りを楽しむことができ、香りの幅も広がります。ぜひ試してみて下さいね。
以上です。