いつの間にか秋らしくなりましたね。
風も心地よく、涼しいと感じる日が増えてきました。
でも、日中ともなると再び気温が高くなり、この寒暖差のせいか、体調を崩す人も少なくありません。
私も「だるおもーい」日々が続いていて、朝起きても前日の疲れが全く抜けない状態です。そうなると、仕事もただただストレスに。
体調を左右するのは自律神経だった?!
この時期の体調の悪さには、自律神経のバランスの乱れが大きく関わっています。
自律神経とは?
自律神経とは、内臓の働きや代謝・体温などをコントロールする神経です。
自律神経には2種類あり、活動する昼間に活発になるのが「交感神経」で、リラックスしている夜間に活発なのが「副交感神経」です。
車でいうと、交感神経がアクセルで、副交感神経がブレーキみたいな感じですね。
心身を健やかに保つには、自律神経(交感神経と副交感神経)がバランスよく働く状態であり、再び車で例えるなら安全・快適走行な状態を維持することですね。
ただし、自律神経は自分の意思にかかわらず働く神経のため、意識的にコントロールすることはできません。
でも、唯一、自分でコントロールできる方法があるんです。
それが『呼吸』です!

自律神経は「呼吸」でコントロールできる
ちゃんと呼吸できていますか?
ふだん呼吸を意識することは少ないと思いますが、先日仕事でパソコンに向かっているとき、動悸が強くなり、息が浅くなっていることに気がつき、眩暈に襲われることがありました。
私たち女性は日中、基本的に胸式呼吸を行っていて、浅く短い呼吸になっています。まして忙しかったり、緊張度の高い場面ではさらに浅くなっているかもしれませんね。
浅い呼吸は、交感神経を刺激するため、イライラしたり、緊張したりと、気持ちが落ち着かない状態に繋がります。
それに対して、鼻で息を吸いながらお腹を膨らませ、息を吐いてお腹をへこませる腹式呼吸は、呼吸のリズムがゆっくりになり、長くて深い呼吸になります。
深い呼吸は、副交感神経を刺激するため、心が落ち着き、リラックスした状態にしてくれます。
深呼吸でよりリラックス
多忙な仕事や不規則な生活習慣、ストレスなどで私たちのカラダはより交感神経が優位になりやすく、自律神経のバランスを崩しやすくなっています。
だからこそ、このバランスを整えるために、副交感神経を意識した行動をとることが大切になっていきます。
その方法が『深呼吸』というわけです。

深呼吸のポイント
大きく息を吐くことを意識して
大きく長く吐くと、自然と大きく吸うことができ、深い呼吸へと繋がります。
腹式呼吸を意識して
吐くときはお腹をへこませ、吸うときはお腹を大きく膨らませます。
深呼吸を続けることで、気持ちが穏やかになり、カラダの緊張がじわじわとほどけていく感覚が味わえたら合格ですね。
私は陰ヨガをするときはいつもこの呼吸法を意識して行い、カラダの温まりや伸びを感じることができていますよ。
深呼吸の効果はこんなにある!?
深呼吸を日常に取り入れることでこんな効果があるといわれています。
●リラックス効果
●免疫力のアップ
●ぐっすり眠れる
●冷え性の改善
●肩こりの予防 etc.
ふだん呼吸を意識する習慣がないとなかなか難しいかもしれませんが、一つのことが終えたらそれがタイミングです。
「深呼吸」はいつでもどこでもできるのがメリットです。ぜひ、暮らしのなかに深呼吸を取り入れてみて下さいね。
