人生の序盤は毎日が変化の連続。
仕事では新しい役割やスキルを身につけて失敗や成功の波を体感しながら成長を遂げてきた気がします。

子育てもそれと同じく、発見や失敗、喜びや苛立ち、さまざまな感情とともに自分自身の成長の糧としてやりくりしてきたと思っています。

そして、「今」は?
序盤の激動の生き方とは少し様子も変わってきたと肌で感じる方もいるのでは?
私は共働き夫婦ですが、例えば専業主婦であっても、子どもがいない夫婦であっても、人生の半ばにきて、ふと思う瞬間があるのではないでしょうか。
これから先どんな楽しみがあるのかな?
アラフォー女子の人生を楽しむ方法とは
以前、友だちや知り合いからこんな言葉を耳にしました。
それぞれ立場が違うけれど、アラフォー女子のリアルな声。
どれも、なんとなくわかるような気がします。
そういう私も子育て中は、毎日が新鮮でのんびりとしている暇がないくらい次々と課題が舞い込んでくる。
そんな中でも、子どもたちの日々の変化に眩しさを感じ、身長を追い越された時は「ついにきたか!」と感慨に耽ったりしたものです。

仕事も新しい企画を練ってはいろいろ試行錯誤を重ね、上手くいかなくてもその過程が楽しい(楽しいばかりでもなかったけど)と感じられることに仕事の楽しさを見つけたりしてきました。
でも「今」は?
なんだか毎日が「同じ」の連続。
“同じ”に飽きてきている自分がいました。

「飽きる」という言葉には少しネガティブなイメージが含まれていますが、私はちょっと違う感じ方をしています。
成人していく子どもたちのこれからの行く末を楽しみにしたり、やり甲斐や達成感のある仕事に関わりたい気持ちは変わりありません。
でも、そこにもう一つ、「私」に焦点を当ててみるというもの。
先ほどの「飽きる」という感情は、今の自分に合っていない(相応しくない)からこそ生まれてきた宝箱。
そのフタを開けるか開けないかは自分次第という発想です。
「今の状況から抜け出せない、これからが不安。」

だからこそ、新しいフタを開けてみることで、「飽き」から新しく自分に合うものを選択して生きていくという、言うなれば成長のチャンスだと感じています。
じゃあ、具体的に何をどうすればいいのか。
私がしてきたこと、今現在していることはこんなことです。
過去のモノを捨てる
モノには色々あると思いますが、これまでの栄光や努力のカタチというものは、そのものが自分自身。
なので、自分がこの先必要なもの以外は処分しました。
また、これからしようと思って何年も手につけていないものも今の自分に合っていないからだと、処分。

いつまでもそれに囚われて身動き取れない方がマイナスだから、です。
その見返りに、新しいモノに取り掛かりやすくなったり、出会いやすくなったりするはずです。
花や観葉植物など自然のものを眺める
花やグリーンなどの植物は常に変化があります。
特に花は蕾から開花、そして枯れる。
そのサイクルこそが自然であり、いつまでも同じカタチで留まらないからこそ、生命力を感じます。

植物の良さはそこに尽きると思います。
花がこの歳になってますます好きになりました。
常にリビングに置いてそのカタチの変化を自分に重ね合わせ楽しんでいます。
それと、花には女性ホルモンの分泌を促してアンチエイジング効果も期待できたり、リラックス効果もあるので一石二鳥です。
最近は花を絶やさないようにお花のサブスク【Bloomee LIFE】を活用して、2週に1回お花が家に届くようにしているので、いつでも手軽にお花を飾ることができています。

夫との時間を共有する
これが人によっては最難関かもしれませんね。
ウチでは二人の息子が自立してしまい、夫婦二人の世帯となりました。
最初は息子たちがいないことに寂しさもありましたが、今は楽チンさも覚え、気ままに過ごすことができています。
お互いにフリーな時間(特に私の方が)ができたので、夫の時間に私の空いた時間を充てるようにして、今まで以上に旅行やちょっとしたドライブを楽しんだりしています。
夫婦の会話はなんでもない雑談が中心ですが、老後の貯蓄やお金の投資の仕方、親の介護なんかの会話はお互いの価値観や今後の生活の方向性が見えてくるので、そういう話題をチョイスするのもお勧めです。
また、共有するのは何も同じ時間を過ごすことを言うのではなく、お互いフリーの時間を尊重するという思いやりの共有も大切です。
離れすぎず、くっつき過ぎず。

自分の時間を充実できると、自分を支えてくれる周囲の人、つまり夫に対し感謝の気持ちを感じることができます。
自分とは違う価値観の人と出会う
「飽き」の最大の原因は同じの連鎖。
人によっては”同じ”ことが幸せ、”同じ”が心地よいと感じることもあると思いますが、人はもともと好奇心旺盛な生きものです。
私も”同じ”が決して嫌いではないのですが、「知る」ということが常に新鮮であり、ワクワクとした、何か新しい冒険のような気持ちを持つことに躊躇いがありません。
だからこそ、自分が今までに会ったことのない人たちと出会い、自分にはない新しい価値観と遭遇することは、自分の世界観を広げ、ステップアップさせるための一つの手段だと思っています。

自分がこれまで知らない世界というのは、もちろんリスクも含んでいる可能性があります。
自分にプラスかマイナスか、情報を取捨選択する能力や冷静さも必要ですが、それも含めて自分の成長への仮試験のような気持ちで向かっています。
命懸けでお宝を探すトレジャーハンターさながら、アンテナを張って「これ面白そう!」と思ったら、まずその情報の在り処を見つけ、お宝発見まで掘るといった感じでしょうか。

今はネット社会なので、自宅にいながら「この人すごいな」「この人何を考えてこんなことしているんだろう」と感じたら、概要を調べたり、個人的に連絡を取ることも可能な時代です。興味のあるセミナーや座談会に参加してみるのもいいでしょう。
興味が湧いたら、あまり時間を置かず一歩踏み出すのがお勧めです。
時間は無限ではないから。
本をあさる
スマホやPCが普及している今ではデジタル化が当たり前で、紙ベースで読書する機会が少ないと思います。
それに加えて、ネットで検索することで自分が欲しい情報を瞬時に手に入れることができます。
かなり便利な世の中ですね。

それはそれで、飛躍的に時間の節約にもなるし、知識欲を満たしてくれる有力なデバイスです。
ただ、自分が欲しい情報だけに囲まれてしまうと、安全地帯からはみ出にくくなってしまう。
私は昔から変人が好きでした。
はみ出たところから、見える面白さや発見が、新しいモノの見方につながるような気がしてならないのです。
図書館に行くと、ジャンルを問わず、とりあえず借り漁ります。本屋大賞ノミネート作品から誰も借りないだろうなぁと思うようなクセのある作品。
そうはいってもネットの情報よりも出版されている書籍には一定の担保があります。
自分の感性にどう響いて、人生を紡ぐ糸になるかは読んでみてのお楽しみ。
本は私にとってそんな存在です。

美を磨く
アラフォーあたりから突如、自分の身体が自分のものとは思えないくらい衰えを感じ始めました。
思考は10M手前にあるのに、身体は30Mも後ろにいる感覚。
声を小さくして言いますが、エイジング、つまり「老い」です。
でも、老いは悪いことでしょうか?
20代の若々しさを女性の美しさだと思っていた時期がありましたが、今はちょっと違います。

無茶をしてエイジングに抗うことは身体を酷使します。それよりも、健康でいることことの方が100倍も健全です。
今は美しく老いるということにフォーカスしています。
それにはまず、食事と睡眠、そして運動ですね。

今までバタバタと犠牲にしてきたそれらをひとつずつ丁寧に向き合って、自分の体の声に耳を傾けながら過ごすようにしています。
そのうち、付け足し過ぎていたもの、足りなかったものが見えてきたりするはずです。適正とはバランスがとれている状態のこと。
バランスの取れた美しさを磨いていきたいものですね!
まとめ
毎日は変哲もない日々の積み重ねでできています。だからこそ平穏な日々というのでしょうね。
でもそこに「飽き」のサインがみえたのなら、一歩だけ踏み出してみる。これだけで、これからの自分を大きく前進させてくれるきっかけになります。
明日をつくるのは今日の自分。
ぜひ何かにチャレンジしてみて下さいね。
「退屈」「飽きる」をチャンスにかえていきましょう!