女性にとって目は第一印象を左右するパーツの一つですね。
目の大きさに変化が!?
目がパッチリとしていて、黒々とした澄んだ瞳は若さの象徴ともいえます。
子どもの頃のアルバムを見ると、黒目が大きく、パッチリとした目の女の子がカメラのレンズを通して真っ直ぐにこちらを見ています……私なんですけどね。
当時のチャームポイントは恐れながら【目】だったと思います。

それが、少しずつ歳を重ね、20代頃からコンタクトレンズを装用したり、パソコンやスマホから離れられない日常を送ってきました。
その結果、哀しくもまぁまぁなドライアイを自覚するようになっていきました。
ソフトコンタクトレンズを愛用していましたが、目の渇きが辛くてmonthly(1ヶ月タイプ)のものから2week(2週間タイプ)、そのうち1day(1日使い捨てタイプ)に変えてみたりしたものの。
どうなっていったか。
30代頃には目の疲れ、目の見えにくさ、頭痛、肩こり、吐き気、めまいなどが頻発するようになりました。
それだけでなく、目の乾燥や痛みのせいで目を大きく開けていることが苦痛。なので、目を細めたり、眉間に皺が寄ったり、表情も沈んでみえるよう…。

まぶたにおもりが乗ってるような感覚とでもいうのか。目が渇いて、まぶたの開閉がしづらく、重さを感じるようになったんです。
ここまできたら、さすがにコンタクトをするのも辛いので眼鏡との併用で過ごしてきましたが、
ある時、私、こんなだったっけ?と疑問に思うことがありました。
鏡に映った目、子どもの頃と比べて黒目が小さくない??
角膜パンヌスとは?
きれいな黒目は澄んでいて、透き通っています。
なぜなら、黒目、いわゆる角膜には血管がないから。

じゃあ、どうやって黒目に栄養を行き渡らせるかというと、涙なんです。
涙ってただのしょっぱい水だと思っている人もいるかもしれませんが、実は涙の原料は血液なんです。
涙腺の中で血液から血球(色素)を除いて作られています。
なので、涙には血液と同じようにビタミンやタンパク質といった栄養や酸素がたくさん含まれていて、角膜や粘膜といった目の表面に栄養を与えてくれているんです。
けれど、長年コンタクトレンズを装用していると、角膜に充分な涙や酸素が行き渡らなくなり、角膜は「栄養と酸素が足りないよ〜!」とSOSを出します。
また、徹夜したり、たくさん目を使い角膜が傷ついた時も同様に「傷ついちゃったよ〜、治して〜!」とSOSを出します。
すると、どうするかというと、白目にある血管を伸ばしたり増やしたりして角膜に栄養を届けようと頑張ります。
頑張るあまり、白目は血管が張り巡らされ充血を起こします。さらにはもともと血管のない角膜へと栄養を送るために血管を伸ばしていくんですね。
この状態を角膜パンヌスといいます。
顕微鏡で見ると、角膜の周辺から血管が生えてきているのかわかります。
ちなみに、コンタクトレンズ装用者の2割近くがこの角膜パンヌスになっているとのこと。
軽度ならいいのですが、この状態でもコンタクトレンズを装用し続けたり、ドライアイを放置していると、角膜の中心にある瞳孔まで血管が伸びてしまい、視力を低下させてしまいます。
こうなると、なかなか治療も困難になります。
さらに、もう一つの衝撃事件。
それは、黒目が小さくなるということ。
黒目(角膜)に充分な栄養が行き届いている状態では目は透き通っていて、輪郭もハッキリしています。

ところが、長時間のコンタクトレンズの装用やドライアイのために黒目への栄養が滞ると、白目から栄養を届けようとするため白目は大きくなり、反対に黒目が小さくなってしまうんです。
しかもいったんそうなってしまうと元に戻るのはかなり困難だとか…。
実際には変化のスピードはかなりゆっくりだし、言うほど人には気づかれにくい部分だと思いますが、本人にとってはわずがでもショッキングなんですよね…。
なので、そうならないために、これから気をつけていきたいのは次のこと。
気を付けたいポイント
適切なコンタクトレンズ選び
使い勝手や好みの分かれるコンタクトレンズですが、一般的にはソフトよりハードの方が酸素透過率が高いと言われていますね。
ただ、ハードの場合、ドライアイが酷いと摩擦が強くなり、目を傷つけやすいというデメリットも。コンタクトレンズ性の眼瞼下垂にも注意が必要です。
まぶたが下がってくる(眼瞼下垂)というのは、加齢が原因だと思われがちなんですが、コンタクトレンズは目とまぶたの間にどうしても物理的なダメージが生まれます。そのダメージが蓄積された結果、若くてもまぶたが弱って下がってきてしまうことがあります。
目の状態に合わせてハードかソフトかを選んでください。
私はまぶたの裏側に傷ができてしまい、ソフト派に落ち着いています。
選ぶポイントは酸素透過率の高いもの。これ一択です!
今断トツで酸素透過率の高いものは日本アルコンさんのエア オプティクス EX アクア。
裸眼に近い酸素透過率で、どんな環境でも充分な酸素が目に届くよう設計された高性能コンタクトレンズです。また汚れにくく、乾きにくさを実現し、最長1か月使用が可能になっています。
このように、コンタクトレンズもどんどん進化していくので期待したいところですね。
ドライアイの改善
ドライアイは言葉通り、目が渇いているということ。オフィスワークをしている人のおよそ7割がドライアイを経験しているともいわれています。
渇いていると涙から栄養を吸収することができないので、目は餓死寸前。
涙が目にとどまるためのケアをしてくださいね。

ただ、ドライアイはPCやスマホの普及によりその改善も難しくなりつつあります。生活の見直しも必要ですね。
休目日
コンタクトレンズはいくら高性能とはいえ、目にとっては異物。裸眼の状態と比較して、どうしても酸素の供給量が減ってしまいます
できるなら、裸眼でいたいもの。
装着時間はせいぜい8~10時間程度に抑えて、できるだけ裸眼で過ごし、目にとってストレスフリーな時間を作りましょう。
私は仕事に出かける直前につけ、帰宅したら即効外しています!
まとめ
目のトラブルは、眼精疲労などからくる身体的な不調に加え、「見た目」にも大きく影響します。
カラコンなども今はアクセサリー感覚で使用されていますが、一時的に見た目を良く見せることができても、それによって黒目が小さくなったり、まぶたが落ちてきたり…そんなことになったら本末転倒ですよね。
目の健康がすなわち女性の美しさや健やかさに直結するということです!

手遅れになる前に、ちょっとだけ目に意識を向けて、コンタクトレンズとどう付き合っていくか考えてみて下さいね。
以上です。