皆さん、お弁当はどうしてますか?
私は休み時間が落ち着いて取れないという言い訳を理由に手軽なコンビニランチやレトルトでやり過ごしていたんですが…。
ある日、書店で見た曲げわっぱのお弁当本をみて
これだ!
と直感で、その日のうちに曲げわっぱのお弁当箱を購入しました。
曲げわっぱの何がいいの?
昔ながらの見ための温かみ
やっぱり、曲げわっぱの良さは木の温もりでしょうか。
使えば使うほど風合いが増し、シミや黒ずみも味になります。
木製のお箸とも相性が良くて、ご飯やおかずをつつく時の音も柔らか。
もともと私自身が自然のものやレトロなものが大好物なので、視覚からの癒し効果は絶大です。

冷めても美味しい
アルミやプラ製品のお弁当箱と違って電子レンジにかけられないのがデメリットと言えば言えなくもないですが、寒い時期でもご飯が硬くなりにくく、美味しさを損いません。
夏も密封しないので蒸れにくく、季節に左右されず一年中使い倒せます。
お弁当作りが楽しく続けられる
気に入った道具に愛着が沸くように、自分好みの曲げわっぱが見つかれば、それを一つのアートとしてお弁当を詰める楽しみが生まれます。
飽き性の私でもウソみたいに飽きることがなく、曲げわっぱ購入以来、余程のことがない限りお弁当を作り続けています。

曲げわっぱの種類
「お手入れが難しそう」と敬遠されがちな曲げわっぱですが、実はズボラな私でも全く問題なく使えています。
それは曲げわっぱの種類が大きく影響しています。
白木(無塗装)
文字通りの塗装がされていない曲げわっぱで、白く綺麗な仕上がりが特徴です。
木が呼吸するので、水分をちょうど良い感じに吸収してくれ、時間が経ってもご飯が硬くなりにくく、「冷めても美味しい」と言わしめている所以です。
また、杉やヒノキで作られているため、杉やヒノキの持つ抗菌作用でお弁当が傷みにくいといわれています。
さらに、木の香りを楽しみながらお弁当食べることもでき、杉やヒノキのαピネンという成分がリラックス効果ももたらしてくれるようです!
ただし、吸収力が高いために洗剤で洗うことができず、油を使った食材やおかずを詰める際にはかなり気を使います。

ウレタン塗装
現在、いちばん販売されているのがウレタン塗装の曲げわっぱといわれています。
ウレタンでコーティングをしているので、木の香りや湿気の調整効果は期待できませんが、木の風合いそのままに曲げわっぱの雰囲気は充分味わえます。
また、白木と比べてお値段も手頃で、汚れにくいなど使い勝手も良く、我が家では夫の弁当として重宝しています。
漆塗り
本塗りと拭き塗りがありますが、どちらも耐久性があり、抗菌作用、シミ、防カビ効果が期待できます。
ウレタン塗装より通気性が良く、白木のように冷めても美味しさを損なわないのが◎。
拭き塗りは、本塗りと比べて木の風合いが残るため、こげ茶ながら木目を楽しむことができます。
私の愛着のあるお弁当の代表選手がこの拭き塗りタイプの曲げわっぱです!

お手入れ方法
基本は、使ったら出来るだけ早く、優しくスポンジで洗う、そしてしっかり乾かす、がコツです。
時間が経ってご飯粒がこびりついたとしても、ゴシゴシ洗うのはタブー。
5〜10分程度水につけて優しく洗いとります。水に浸しすぎは厳禁です!
白木(無塗装)
扱いが難しそうとみんなが口を揃えていうのは、この無塗装の曲げわっぱのことのようです。
お値段も張るので、気兼ねなく使える気がしないもいうのも敬遠される理由の一つかもしれません。
白木の曲げわっぱは洗剤は使わず柔らかいスポンジで洗い、お湯ですすぎます。
その後、乾いたふきんで拭いて、風通しのよいところ丸一日置いて完全に乾燥させてください。
しっかり乾燥しないまま続けて使うとカビの原因になるため、休ませながら使うことで長持ちしますよ。
ウレタン塗装・漆塗装
これらは洗剤で洗っても大丈夫!
中性洗剤で使い、柔らかいスポンジで汚れを洗い流し、こちらもしっかりと乾燥させます。
ただし、長時間水に浸けるのはいずれもNG。
ちなみに、漆は使えば使うほど風合いが生まれるので、使うことが一番のメンテナンス!
とことん使い込むことをお勧めします。

まとめ
アルミやプラ製品のお弁当箱と比べると、食洗器が使えなかったり、つけ置きしたり、しっかり乾燥させるなどちょっと手間のかかる「曲げわっぱ」。このちょっとひと手間が使えば使うほど愛着が沸く秘訣だと実感しています。

おススメはウレタン塗装や漆塗りの曲げわっぱ。
手入れのしやすさに加え、価格もリーズナブルなものが多く、私の経験上、初心者さんにはおススメです。
一年を通してお弁当が美味しく食べられる曲げわっぱ、ぜひ挑戦してみてくださいね。