カラダの不調

実はほとんどの日本の女性が『かくれ貧血』!かくれ貧血ってどんな貧血?

日本人女性の5〜10人に1人は貧血と言われていますが、残りは貧血じゃない!

と、思ったら実はそうでもないんです。

貧血に至るまでの過程

もともと健康優良児だった私。

中学生時代からヘモグロビン値は15g/dlをキープしていて、妊娠時も貧血の危機はなく今の今まで過ごしてきました。(ちなみに、成人女性の正常値は女性12.1~14.6g/dlくらい。)

20代前半までは実家暮らしで食事もバラエティーに富んでいて栄養の心配もなし!そのため、これといって貧血対策はしてきませんでした。

20代半ばで結婚し、妊娠、出産。生活環境が独身時代とはぐるりと変わりましたが、健康面ではまだまだ貯金があったのか差し当たって体調の不具合も見当たりませんでした。

ところが、30代後半から頭痛や肩こり、動悸、疲れやすさが頻発。そして決定的なのが無意識に氷を食べ続けるという奇癖です。そして確信に変わりました。

これは貧血だ!

この段階になると、ヘモグロビン値が少ない「鉄欠乏性貧血」という状態です。

ヘモグロビンとは血液中で酸素を運んでいるタンパク質の一種ですが、「鉄」とタンパク質が結合してできています。そのため「鉄」が不足するとヘモグロビンが生成できなくなり、体中に酸素を運ぶという重要な役目を果たすことができなくなります。

つまり、体中の酸素が不足した状態が貧血

全力で走った後にドキドキと鼓動が速くなるのを経験したことがあると思いますが、大量に酸素を消費すると動悸が激しくなりますよね。これは体は酸欠を補おうとするので、心臓や肺がオーバーワークになっているということ。

動いていなくても動悸がしたり、疲れやすさがずっと続くようなら貧血と疑っても間違いないでしょう。

これに対して、「かくれ貧血」という段階があります。

かくれ貧血とは?

かくれ』というくらいなので、見た目上は貧血の症状を呈していないため、「私、貧血じゃないんです!健康です!」と思い込んでいて、一見健康そうな状態です。

30代中盤の頃の私がこの状態です。

かくれ貧血といわれる所以は、「鉄」の使われ方に関係しています。

もともと体内にある約3gの「鉄」は3分の2が全身への酸素を運ぶヘモグロビンの原料。残りの約3分の1が肝臓や脊髄などに「貯蔵鉄」として蓄えられています。

ところが、体内で利用できる「鉄」が足りなくなると、親切にも一時的に「貯蔵鉄」から引き出して、鉄不足を見た目上解消してくれます

ただ、このまま気前よく「貯蔵鉄」から引き出してばかりいるとどんどん少なくなってしまい、この「貯蔵鉄」が少なくなった状態を『かくれ貧血』と呼んでいます。

ヘモグロビン値も正常値なので、体に貯金している鉄が少なくなっていることにほぼ気づけないのです。

かくれ貧血の症状は?

・立ちくらみ、めまいがよくある
・動機、息切れがする
・耳鳴りがする
・ずっと肩こりが続く
・頭痛がよく起こる
・とにかく疲れる
・風邪をひきやすい
・便秘や下痢になりやすい
・冷えやすい
・シミができやすい
・知らないうちにアザができている
・生理前後や生理中に不調になる
・生理の出血量が多い
・理由もなくイライラしたり、落ち込みやすい
・顔色が悪いとよく言われる
・湿疹ができやすい etc.

当てはまるものはありましたか?

ふだんよくある症状の一つかもしれませんが、かくれ貧血の可能性も大です。

今の自分の体に起きている不調を思い返してみて下さいね!

かくれ貧血を見つけるには?

「いったいどれくらいの鉄の貯金があるのか」が、かくれ貧血を知る手掛かりになります。

フェリチンという言葉を聞いたことがありますか?

フェリチンとは、鉄結合性タンパク質といい、ざっくりいうと鉄と結びついて体内に保存し蓄えてくれるタンパク質のこと。このフェリチンの量を測ることにより、体の中の鉄不足を把握できるのです。

ところが、一般的な血液検査では、ヘモグロビンや赤血球の値をみて貧血かどうかを調べても、かくれ貧血の目安となるフェリチン値を調べることはほとんどありません。

そのため、貯金である「貯蔵鉄」が減って、その次の段階のヘモグロビン値が下がる「鉄欠乏性貧血」に至るまでかくれ貧血を見逃してしまうケースがほとんどなのです

検査のとき「フェリチンも調べて!」と言ってみるのもアリかもしれませんね。

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