生理前になると腹痛、頭痛や肩こりがひどくなり、そのうえイライラやネガティブ思考になって嫌になってしまいますよね。
これは、生理前の【PMS(月経前症候群)】という不快症状で、原因の一つとしてはホルモンバランスの乱れと言われています。

この治療として婦人科クリニックなどでピルや漢方など処方してもらうこともできますが、薬が合わなかったり、薬に頼らずに症状を緩和したいと思っている人にぜひ試してもらいたい方法があります!
アロマオイルで【PMS】を緩和!?
アロマオイル(ここでは100%天然アロマオイル=精油)には精神面や身体面にアプローチしてくれる働きがあります。
この100%天然の芳香植物から抽出された精油を使って体の不調をケアする自然療法のことをアロマテラピーと呼んでいます。

アロマオイルには実にたくさんの種類があり、現在は300種類近くもあると言われていますが、それぞれに得意分野があり、今回はPMSに効果が期待されるアロマオイルを紹介しますね。
【PMS】に効果のあるアロマオイル
PMSには次のようなアロマオイルが効果的です!
●ラベンダー
ラベンダーに含まれるリナロールにはリラックス効果があるので体の痛みや落ち着きのなさ、イライラを感じるときに、心を鎮めて緊張を和らげてくれます。 心、体、感情、精神すべてのバランスをとる「万能アロマ」です。PMSの不眠に最適です!
●クラリセージ

クラリセージ含まれるスクラレオールは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをし、、ホルモンバランスを整える効果があります。
落ち込みの解消や、身体的な不調を緩和してくれ、幸福感を感じ日におススメ!
(※ 妊娠中の使用を控えてください)
● ゼラニウム

リナロールによるリラックス効果のほかに、自律神経を整えてPMSの心身の不調を軽くしてくれる効果があります。
また、体内の余分な水分や老廃物の排出などデトックス作用があり、PMSのむくみにも効果的です。心と体がアンバランスな日に適しています!
● ローズオットー

女性なら誰しもウットリする「香りの女王」とも呼ばれる香りです。女性ホルモンの調整作用があり、女性の一生を通じて幅広く使われる精油です。
イライラしたり、不安な心を落ち着かせたり、幸福感をもたらす作用やむくみや冷えの緩和、美容効果など幅広い作用があるとされます。
ただし、高価なため購入しにくさがあります。私は代用としてローズゼラニウムやパルマローザなどを使っていますよ。
●カモミール・ローマン

痛みを鎮めて緊張を和らげ、イライラの解消や動揺を鎮めて心を休ませるのに効果的だとされています。利尿作用もあり、むくみへの効果や月経を促す効果も期待できます。
【補足】
アロマオイルを単体で使用しても良いですが、ブレンドするとさらに効果をアップさせてくれるものもあります。
なかにはすでにブレンドオイルとして売っているものもありますのでお好みで探してみてくださいね!
【PMS】に効果的なアロマオイルの使い方
上記のアロマオイルを使ってPMSを軽減させるには以下の方法があります。
いずれも簡単なのでぜひ実践してみて下さいね!
●芳香浴
アロマポットやアロマディフューザーなどの芳香拡散器で香りを拡散させます。
それらがないときは、アロマストーンやティッシュペーパー、お湯の入ったコップなどに1、2滴アロマオイルを落として香りを拡散させてもいいでしょう。枕元に置くと心地よい眠りへと導いてくれますよ。
● マッサージ
キャリアオイル(ホホバオイルなど、精油を薄めて使うベースオイルのこと)10mlにアロマオイル2滴を落としたマッサージオイル(希釈濃度1%)で、生理前の10日前後くらいから体の緊張を緩めるために下腹部や腰を優しくマッサージします。
(※ボディに適した濃度は1~2% 1日アロマオイル6~7滴以内を目安に)
●アロマバス
入浴時、バスタブへアロマオイルを3~6滴落とし、かき混ぜてから体を浸します。肌の弱い人は肌に刺激を感じることもあるので最初は1~2滴から様子をみてくださいね。
( ※3歳未満はアロマバスはお勧めできません。芳香浴の使用のみにしてください)
まとめ
PMSに効果的なアロマオイルと使い方について書きましたが、いかがでしたか?
意外と簡単な方法なので取り入れやすいものから試してみてはいかがでしょう。私はアロマディフューザーを頻繁に使用していますが、精油を単体で使ったり、ブレンドして使っています。
なんといっても、「好きな香り」がいちばん!自分でお好みの香りを楽しむことがいちばんのリラックス効果かもしれませんね。

それと、大切なことがあります。それは自分の月経周期を把握して自分の身体に向き合うことと、そして、普段の生活の過ごし方です。
PMSの原因を増やさないために、普段からストレスをため込まない工夫を心がけましょう!私ならドライブや趣味の時間などでストレス解消をしていますよ!

食生活でもカフェインやアルコール、塩分の摂りすぎは禁物です(たまに羽目を外すくらいなら大丈夫です)。
PMSとは上手く付き合うためにも、アロマを有効に使いながら、普段の生活の質をあげることも忘れないでくださいね!
以上です。